わたしの中の「あなた」と「きみ」について
あなたが生きてって言ってくれなくても生きるけど、言ってくれたらもっと楽に生きられるんだけどな~(;;)だめ?だめか~そっか~~(;;)
とか気持ち悪いことをさっきTwitterで呟いちゃってすぐ消した
ちなみにあなたっていうのはだれでもありますしだれでもありません
わたしはだれでもあってだれでもない「あなた」とか「きみ」っていう存在を作り出してその人たちに話しかけるツイートをよくしてるんだけどこれめちゃくちゃきもちわるいなぁと思う
もしもわたしの文章に、脈絡がなく「あなた」や「きみ」が出てきたら、それは十中八九わたしのイマジナリーフレンドです
「あなた」とか「きみ」は男だったり女だったり、抱く気持ちは友情だったり愛情だったりもっと複雑で形容しがたいものだったりする
たとえば、ものすごくかわいくて小悪魔でわたしの劣等感をたいへんに煽る女の子だったり、わたしに優しくして半端に期待させてからあっさりモデル並みに綺麗な女の子と付き合っちゃう男の子だったりする
(ちなみに後者のような男の子は出会ったことがありません、1度くらいはそういう痛みも経験してみたいものです)
そしてこれの怖いところは、どこにも「あなた」と「きみ」が存在しなくてぜんぶわたしの妄想ってことです、めちゃくちゃこわいね
そんな「あなた」や「きみ」宛に届かないラブレターだったり、はたまた届かない憤りの抗議の文書を書いたりしている
これにはほんっとになんの生産性も意味もない
でもなんとなく続けてしまって、というかやめることができなくてもうズルズル、ずーっとわたしの中の「あなた」や「きみ」に特別な感情を抱いている
「あなた」や「きみ」は基本的にわたしに返事をしない
わたしのイマジナリーフレンドのくせに、わたしに都合のいい言葉も吐いてくれない
そもそもわたしがこんなに愛の言葉や恨み節を綴っているのも気づいてない
わたしの妄想の中の人物でありながら、完全にわたしの管轄外の他人だ
なんでこんなものをわたしは作ってしまっているんだろう?
別に「あなた」や「きみ」に向かって言葉を吐くことで心が慰められる訳でもないし、その行為自体がたのしいわけでもなんでもない
いつから彼らがいたのか、なんで彼らが現れるようになったのか、まったく覚えてないけど、もうかなり昔からいた気がする
もしかしてただの癖になってしまってるのかな、嫌な癖だな~
そしてここまで書いてふと思った
もしかしたら、もしかしなくても彼らはわたしの感情の捌け口なのかもしれない
相手がいないので向ける先のない恋心とか、言いたくても言えない不満とか、そういうものを受け止めるためにある存在
さっきも書いたけど、そういうものを彼らに向かって吐くことで、わたしはなんにも変わらない
けど、必要だから彼らはいるんだろう
変わらないことは悪いことではないし
進化しないのは問題だけれど
だとしたら、もうすこしわたしが「大人」になったとき、「あなた」も「きみ」もわたしの前から消えてしまうのか
そのときってどんな風に来るんだろう
気づいたらいなくなっているのだろうか
それとも何かきっかけとなることがあって、「もうやめよう!」ってわたしからやめるんだろうか
そのときわたしは寂しいんだろうか、晴れやかな気持ちになるんだろうか
わからないけど、まだまだ彼らはわたしの前に毎日のように現れるから、もう少しだけおしゃべりを楽しもうと思う
彼らは黙って笑っている、今日も返事はない